10月23日、トランプ大統領はINF全廃条約離脱の方針を表明した。
中国の反応:反発の姿勢を見せている。
ロシアの反応:米露安全保障会議 「国際的な軍縮の枠組みに大きな痛手となる」と反発し、 INF条約を維持していく重要性を表明した。
…10月23日、ロシアのプーチン大統領は、訪露中のボルトン米大統領補佐官と会談した。ボルトン氏はINF全廃条約からの離脱を検討していることを伝えた。ロシア側は米露両国は事態打開のため米露首脳会談を開催する調整に入った。パトルシェフ氏はボルトン氏に対し、INF条約を維持していく重要性を表明した。
ロシア側は「INF条約履行に関する相互の要求を解消していくためには、共同作業に取り組む用意がある」と伝えた。東欧に配備された米国のミサイル防衛システムは攻撃に転用が可能であるとし、米国がINF条約の規定に違反していると主張している。
*INF=中距離核戦力
*ボルトン米大統領補佐官…国家安全保障問題担当
23日の会議では、上記のほか、11月11日にパリで米露首脳会談を開くことで合意した。INF全廃条約離脱が米露間の新たな対立材料となっていることから、首脳会談で事態打開を試みる。しかし、ボルトン氏は会談後に、「いずれ離脱の正式通告をする」と述べ、方針に変更がないことを強調している。
*INF=中距離核戦力
*ボルトン米大統領補佐官…国家安全保障問題担当
*参考 日本経済新聞
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