2018年9月19日 南北首脳会談にて「平壌共同宣言」署名
- 2018年9月19日
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更新日:2018年10月8日
9月19日、平壌の百花園迎賓館で2日目の南北首脳会談が開かれ、韓国の文在寅大統領と金正恩朝鮮労働党委員長は、合意文書「平壌共同宣言」に署名した。
平壌共同宣言の内容(一部):
・朝鮮半島での戦争の危険除去や敵対関係解消
・北朝鮮が北西部・東倉里のミサイル施設を廃棄することを明記
・米国が米朝共同声明の精神に従った相応の措置をとれば、寧辺核施設の永久廃棄など追加措置を引き続き取っていく用意があること
・近日中に金正恩氏がソウルを訪問すること
分断後初めての北朝鮮最高指導者のソウル訪問が実現すれば、南北関係や北東アジア情勢の重大な転機となる。また終戦宣言などを念頭に『米国の相応の措置』を条件とした、核の無能力化の実践的段階に入ったこととなる。
共同記者会見:
・金正恩氏「朝鮮半島を核兵器、核脅威のない平和の地にするため積極的に努力することを確約した」「朝鮮半島を核兵器も核の脅威もない平和の地とする」
・文在寅氏「米朝間の首脳会談を迅速に実現し、両国が互いに合意できる点を見つけられるように努力を尽くす」「特別な事情がなければ、(正恩氏のソウル訪問は)年内という意味だ」 など
また、韓国の宋永武国防相と北朝鮮の努光鉄人民武力相は、宣言の付属文書となる軍事分野の合意書に署名した。
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